【冬の体調不良、もしかして血流不足!?】体温と血液の関係を知って、芯からポカポカ健康生活!
寒い季節は、体調を崩しやすくなりますよね。
「なんだか体がだるい…」
「手足が冷えて眠れない…」
そんな悩みを抱えているあなた。もしかしたら、それは「血流不足」が原因かもしれません。
私たちの体は、常に36.5度前後の体温を保つことで、正常な機能を維持しています。そして、その体温を維持するために、血液が重要な役割を果たしているのです。
体温調節の司令塔「視床下部」と熱を生み出す仕組み
私たちの体温は、脳の「視床下部」と呼ばれる部分によって調節されています。
視床下部は、外気温の変化を感知し、必要に応じて以下の3つの方法で熱を生み出します。
- 代謝による熱産生:食事で得た栄養をエネルギーに変える際に発生する熱
- ふるえによる熱産生:筋肉を細かく収縮させることで発生する熱
- 褐色脂肪組織による熱産生:脂肪を燃焼させることで発生する熱
これらの仕組みによって生み出された熱は、血液によって全身に運ばれます。
血液は「熱の運び屋」であり「健康のバロメーター」
血液は、液体であるため熱伝導率が低く、熱を逃がしにくい性質を持っています。そのため、血液は体内で作られた熱を効率よく全身に運ぶことができるのです。
体のどこかがポカポカしている場合は、そこに熱(体熱)が運ばれてきている証拠です。逆に、冷えているところは、体熱が十分に供給されていない状態と言えます。
体熱が十分に供給されていない組織は、本来の機能を十分に発揮できず、健康な状態から遠ざかってしまう可能性があります。
また、血液は体の状態を知るバロメーターでもあります。例えば、体内に細菌などが侵入すると、免疫細胞(白血球)を送り込むために血流が増加し、体温が上昇します。
冬は血流が悪化しやすい!?
寒い季節は、気温の影響で血管が収縮し、血流が悪化しやすくなります。血流が悪化すると、体熱が全身に運ばれにくくなり、冷えや体調不良を引き起こしやすくなります。
私たちの体の組織や細胞は、血液によって酸素や栄養を供給され、正常な状態を保っています。血流が悪化すると、これらの供給が滞り、様々な不調を引き起こす可能性があります。
血流改善で芯からポカポカ健康生活!
血流を改善することは、健康維持のために非常に重要です。
以下の方法を参考に、血流改善を心がけましょう。
- 適度な運動:ウォーキングやストレッチなど、軽い運動で血流を促進しましょう。
- 体を温める:温かい飲み物や食事を摂り、体を内側から温めましょう。入浴もおすすめです。
- 体を締め付けない服装:体を締め付ける服装は、血流を悪化させる可能性があります。
- ストレスを溜めない:ストレスは自律神経を乱し、血流を悪化させます。
- メディセル療法:メディセル療法は、全身の血流を改善する効果が期待できます。
おわりに
寒い季節。気温の影響で、体調を崩す方が多くなります。
人間は体温が36.5度前後に保たれていて、体の機能が正常に働きます。
外気温に影響されて、体温が36.5度前後より高くまたは低くならないように、脳の視床下部が体温調節を行っています。
体温は、以下の三つの方法で生み出されます。
①代謝による熱産生
②ふるえによる熱産生
③褐色脂肪組織による熱産生
これらの仕組みによって、体温が生み出されて、その熱が体中に運ばれます。

体のどこかがポカポカしている場合は、そこに熱(正確には体熱)が運ばれてきているのですね。逆に冷えているところには、体熱が十分供給されていないということ。
体熱が十分供給されていないところの組織は、本来の機能を充分に行えなくなっています。つまり、健康な状態から外れかけている可能性が。
体熱を運ぶ役割を担っているのは、ズバリ血液ですね。
産出された熱が、液体である血液に保存されます。
何故血液が保存場所になるかというと、液体だから。液体は熱伝導率が低い。どういうことかというと、液体は気体や個体に比べて、熱を逃がしにくい。ですから血液に保存された熱は、失われにくい状態で、身体各部に運ばれます。

逆に、体のどこかに例えば細菌などが侵入した場合など、その部分に免疫細胞つまり白血球などを送り込まなくてはならないので、血液をより多く送り込みます。または、体全体の血流を早くして、体のあちこちで免疫の働きを促進させます。
その結果、体温が上がり過ぎている状態が起きます。
こうしたメカニズムになっているので、体温は体の状態を知るバロメータとして、必ずチェックされるのですね。

血液が熱をキープしている。
特に寒い季節、体が冷えることが多くなります。ということは、その部分または体全体の血液供給が不十分になっているということに他ならないわけですね。
人間を含め動物の体の組織は、血液によって色々な大切な成分を供給されなければなりません。
体のすべての組織と、それらを構成する細胞は、血液によって正常な状態を保つことができるのです。血流は、私たちが感じている何倍も、健康のために重要な役割を果たしています。

私たちみんな、もっともっと血液循環をよくすることを心掛けたいですね。
もちろんメディセル療法は、体全体の血液循環を善くする、とても良い方法です。
あなたも今日から「血流美人」!
血流を改善して、体の芯からポカポカになり、寒い季節も元気に過ごしましょう!
筆者:竹内 研(一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長)
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